Profile

(c) Yukie Arai

荒井ゆきえ  Yukie Arai

長野県長野市生まれ

滋賀県大津市在住

1995 京都精華大学 陶芸コース 卒業
1996 京都精華大学 陶芸コース研究科 修了
1998 京都市工業試験場 修了
1999 日本伝統工芸近畿展 入選 (2001-23)
2005 日本伝統工芸展 入選 (2007, 09-15, 17-23)
2011 「重要無形文化財『白磁』伝承者育成」研修生 (2012)
2014 京都高島屋 美術画廊 三人展 (2016, 19)

2017 第28回秀明文化基金賞 受賞

2019 第48回日本伝統工芸近畿展 滋賀県教育委員会教育長受賞

個展

ギャラリー永井, 大阪心斎橋 (2002-13, 15, 17, 18)
京都高島屋 美術工芸サロン (2002, 04, 06)
ながの東急 美術画廊 (2003, 08, 18)
朝日堂アートサロンくら, 京都 (2007, 14)

いろは堂 ギャラリー鬼無里, 長野 (2019)

ほか

(公社)日本工芸会正会員



【作家と呼応するように佇む、作品に寄せて】

陶芸に関して、私はまったくの門外漢だ。
作家が何を使って、どのように作品を
作っているのか、まったく理解していない。
私が見るのは、いつもギャラリーに並ぶ完成品だけ。
苦悩も努力も試行錯誤も「そんなものは、知りません」
といった顔で並ぶ、荒井ゆきえの世界。
無垢で純粋で儚げで、それでいてなんとも
あたたかく、ユーモラスな。
美しい陶芸として昇華された
しなやかさだけが、微笑みながら凛と佇んでいる。
そこに荒井ゆきえという人のひととなりと
アーティストとしての気品を
私は、いつも感じるのだ。

松本知子 / コピーライター

1973年生まれ。
2002年の展覧会から作家の作品を
見守り続ける“荒井ゆきえウォッチャー”。
作家とは20年来の友人。


【作家の国境を越える第一歩を祝して】

秋の午後の京都、清水寺への参道で
ふと立ち寄った「荒井ゆきえ個展」。
外国人観光客が目立つ中、
彼女の代表作の一つである花器に釘付けの男性がいた。
米国の会社役員の仏人で、旅行経験も豊富らしい彼が、
「こんなものは初めて見た」と言う。
清らかなむくげの花を、温かみあるチョークで描いた壺に、
すっかり魅了された様子。
名残り惜しそうにギャラリーを出る彼に約束した。
荒井ゆきえのウェブサイトができたら連絡する、と。
今ここに彼のために、そして世界中の人々のために、
彼女の作品に通じる窓ができた。

佐藤ノヘア / 翻訳家

作家と知り合ってまだ数年ながら
彼女のターニングポイントに現れる
不思議な縁を持つ。





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