たこ


~  たこ  ~

 

「たこあげした~い!買いにいくの~ ♪」

この間、元日早々に姪っ子が騒いでいた。

 

今どきの小学生もお正月に*たこあげ*するのねっ・・・

と感心していたのですが、おそらく「たこ」というのは、三角の形をしたアメリカ産のゲイラカイトのことであろう。私も子供の頃、その洋物たこを買ってもらって寒空の畑の真ん中で友達とあげたものだ。

 

早いもので2018年はもう半月が過ぎてしまいましたが、先日、ふと立ち寄った百貨店の売り場で「和だこ」を見かけて足をとめました。

和紙と竹ひごとタコ糸でできていて、ひとつひとつ手づくり!

売り場にいた60代くらいの職人さんというか作家さんが、組み立てから絵まで自分でされているそうで色々と説明してくれました。たこあげは江戸末期から流行り、勇ましく力強い男性の図柄が多いのは、お正月だけでなく端午の節句などにも縁起物として贈ったり飾ったりしたからだそうです。

とても鮮やかな絵画的な色彩に私が驚いていると、日本でこうゆう凧ができたのは「和紙」があったからだと穏やかに話してくれました。それから凧をあげた時にその和紙が光が透けて色がキレイに見えるように染色の顔料で描いていると。

へぇ~☆彡

やっこさんの形も今見るとなんだかユーモラスに感じてくる☆彡

 

「 あぁ~ゲイラカイトもいいけど、こんな凧を姪っ子達が青空にあげてくれたらいいなぁ♪ 」

・・・フワっとした想像が宙を舞い、高くおしあげ、気分上々☆となったゆきえ伯母さんでありました。