大山崎山荘美術館

4月4日。

今月から新年度が始まった社会人も学生さんも、そうでない人も、桜に心躍る季節でしょうか・・・

私の家の周りのソメイヨシノはようやく五分咲きとなりました ♪

季節を感じながら 良き「出逢い」を紡いでいける春となりますように☆彡

 

 

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~  大山崎山荘美術館  ~

 

先日、友人に誘われてアサヒビール大山崎山荘美術館に行ってきました。

 

大山崎町。

大阪府と京都府の境に位置する京都府下で最も面積の小さい町。

天王山の山腹にある自然豊かなこの町には、大山崎山荘美術館やサントリー山崎蒸溜所などがあります。

 

訪れた日は、アサヒビール初代社長・山本為三郎の没後50年を記念してコレクション展をしていました。

「民藝運動」というものを教科書などで一度は聞いたことある人もいるかと思いますが、山本はそのあつい支援者でした。

展示は、河合寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ、黒田辰秋、etc...の陶磁器や調度品といった工芸の名品が多く、これらの作家達と交流を深めながら生活・民衆に根付いた美的価値をつくる運動支援をしていった・・・ことを感じる展覧会でした。

別棟に建築家・安藤忠雄による設計の、地中に埋め込まれた円形ギャラリーがあり、モネ〈睡蓮〉が常設でみられます。

 

もともと大山崎山荘は大正から昭和初期に実業家の加賀正太郎が別荘として自ら設計した英国風の山荘でした。ニッカウヰスキー創業の出資者であった加賀が晩年、深い親交があった山本為三郎に同社の株を託し、この縁があって、アサヒビールが大山崎山荘を町と協力して復興整備し、現在の美術館へと受け継がれている...

のだと今回初めて私は知りました。

 

 

・・・展示を見終えた 午後3時・・・

 

美術館のちょうど中心にあるアンティークな大きなノッポのオルゴール時計の音色を鑑賞してから、そのすぐ横の喫茶店でおたのしみのコーヒーブレイク ♪

何気に注文した 小さな焼き菓子が実に美味しいっ!

メニュー表をよく見ると「リーガロイヤルホテルのお菓子」と書いてある。ハテナ?と私が首をかしげていると、山本為三郎がホテルの設立者だと友人が教えてくれた。へ~~~☆彡

 

話が弾み話題はマッサンへ。理想のウイスキーづくり求めて北海道余市でニッカウヰスキーを創業した竹鶴正孝こと「マッサン」。大山崎山荘からほど近い寿屋(現在のサントリー)山崎蒸溜所に初代工場長として竹鶴が勤務していた時に、加賀との交流があり、ニッカ創業への加賀の協力・出資へとつながったのだとか。へ~~~☆☆☆彡

 

この時代は先見性のある偉大な趣味人が多かったということか?!

 

 

おっとっと。。。とりとめなく長文になりましたが、そう、私はこうゆう話がなぜか大好きなのです ♪♪

時代を作り上げてきた男たちには(もちろん女たちも)、きっと想像つかないくらいの情熱や挫折やドラマやエネルギーがあって、その想いに人と人との縁が紡がれていき、色々なものが生まれ、歴史となりまた作品となり現在に繋がっている・・・

そう想うと、不思議だけど面白い☆彡 畏敬の念を抱かずにはいられないのです。